一次診療で動物看護師を務めつつトリミングサロンを経営している動物看護師かつトリマーの鴻江華果。新卒でトリミングサロンの環境に恵まれず、動物病院で働くことを決意。医療と美容の違いを学び、院長に育てられる中で感じた「最後のトリミング」の重みが、彼女の仕事に大きな影響を与えます。
福祉美容とは、命にリスクのある動物に対するトリミングであり、医療機器を使用して看護計画を立てます。病院トリマーは、刃物の技術だけでなく、動物看護師としての知識も必要。
彼女は普通のトリマー業と病院トリマーの両方を行う理由について、病気や老化によるストレスからくる攻撃性が医療を受け入れられない場合があるためと説明します。若い健康な動物にもマナーやルールを教えることが必要だと考え、両方の経験を通じて飼い主とペットの信頼関係を築くことが重要だと強調。彼女の仕事のやりがいは、動物がシグナルを出せるようになる瞬間や、飼い主から「噛まなくなった」との報告を受けた時に感じているとか。将来の展望について、マナーを広める活動や発達障害や神経疾患を抱える動物にも対応できるお店を目指すことと語り、将来に備えて更に学びを深めていきたいと考えています。